7/31~8/4 宮古島弾薬庫阻止座り込みに参加して

佐藤茂伸(横浜市戸塚)

一触即発が明日にでも・・・!?
琉球弧の島々に巨大な軍事施設が続々!
マスコミが伝えて居ない・・国民が知らないうちに!

はじめに

昨年12月は神奈川から3人で参加、4月に再び5人で参加する予定がコロナ禍のため中止。今回も4人で行く予定がコロナ禍急変で、結局は佐藤ともう一人の参加、しかも日程を短縮せざるを得なかった。成田からLCC出発ロビーに並んでいると、なんと知り合いの軍事ジャーナリストの小西誠氏と会い、到着後は氏の同行許可を得て、旅は道連れの行動方針。復路便も一緒となり、私は情報などの収穫が豊富な旅程だった!感謝。

1 やはりここも猛暑 だがそよぐ風は心地よい

成田から3時間、降りた所は宮古島の隣の島、下地島しもじしま空港。ここは滑走路3,000メートルの元パイロット訓練飛行場。今は民間空港としても一日数便しかなく、宮古島市長など地元保守派はこれを軍事空港化に要望し、琉球弧の兵站の拠点化を狙う。しかし1971年、当時の屋良沖縄県知事と政府による、「民間機以外の使用はしない」の取り決めは今ももちろん生きている。この取り決めは絶対に守らせよう!それにしても宮古島の海は美しい。海の色がグラデーション。日本一の美しさ。宮古島には山が無いから、したがって川が無いから、海に赤土などが流れない。特に顕著なのは台風時にも海は綺麗だった(滞在中に台風が近辺に迫ったため確認できた。)

下地島空港 飛行機から降りて

 下地島空港カタログから

 島のまわりはこんなにきれい!

2 宮古島市保良(ぼら)地区の弾薬庫建設

この巨大なミサイル弾薬貯蔵所は、約400人が住む保良地区まで僅か200メートルしかない。万一の事故時、地区全体が吹っ飛ぶ危険性がある。有事では一番先に狙われるのが弾薬庫だから、これらは明らかにジュネーブ条約違反(別記に説明)!
昨12月に訪問した時は土盤の整備だけだったのに、今は4階建ての骨組みまでできていた。急ピッチ作業は驚きだ。だが、下地博盛夫妻を中心とした現地の人々は毎日朝8時半~5時まで座り込みして、ダンプを20分から30分も止めている凄い闘いをしている。保良での闘いはこの日が丁度300日目。そのため軍事ジャーナリストの小西誠氏を東京から招き、住民勉強会が開催された。

 保良 上空から

 小西誠氏と保良の裏から

 弾薬庫・保良 トラックを止めている!

3 宮古島市千代田の駐屯地は巨大なミサイル基地

駐屯地本部の建物と隣接する家族宿舎がほぼ出来ていた。駐屯人員は約750名と家族。万一の時はに狙われるのに、人口が5万5千人もの島にミサイル基地はあり得ない! 住民無視の愚かな政策!
地対艦ミサイルを飛ばしたら分離したブースターは落ちて民家に!! 安全な場所を選ぶ事はできない。
そう、秋田のイージスアショアと同じ理屈だ。だから千代田にミサイル基地は置けない。さらに、防衛省は千代田に弾薬は置かない言明していたのに、実は置いていたと嘘を認めた。それを撤去すると釈明しているが、まだ撤去は確認されていない。おそらくまだその場にあるのだろう。約束違反は許せない。地元住民の怒りは収まらない。

 宮古島市千代田 抗議1000日

 宮古島市 千代田駐屯地

4 驚愕! 琉球弧の島々すべてに軍事施設ができつつある

馬毛島:民間のこの無人の島を今、政府が巨額で契約する寸前。隣の種子島では反対が強い。既に民間会社が巨大な二本の滑走路(4千メートルと2千メートル)を建設済み、米軍の航空基地とする予定とのこと。
種子島:上陸演習拠点、事前集積拠点、人口3万5千人の島に数千人の自衛隊と米軍が駐留することに!
奄美大島:巨大なミサイル弾薬庫の軍事基地。
沖縄島:那覇基地の大増強、2倍化した空自の戦闘機、陸自・海自の増強。そして辺野古と高江。
宮古島:ミサイル部隊の配備、巨大な弾薬庫の設置。
石垣島:着工されたばかりの対艦・対空ミサイル基地、緑豊な地がズタズタに。
与那国島:空自・移動警戒隊の配備。

 琉球弧全容

5 まとめ

辺野古の闘いは全国的に知名度が上りましたが、琉球弧の島じまでの闘いはそれぞれが苦戦しています。一般にはほとんど知られていませんし、私たち安保・平和の闘いをしている人々にさえも知られていません。それを今回、つくづく感じました。
今回、軍事ジャーナリストの小西誠氏が集会で語る言葉が印象的で、「琉球弧での、この軍事危機は、今いつ火花が飛び散ってもオカシクない情況です」「この安倍政権での動きは凄まじい」「全国へ琉球弧の危機状態を発信して欲しい」「島じまを捨石にしてはならない!」彼の著書『要塞化する琉球弧』(社会批評社刊)で全容がわかると思います。

小西氏の最新刊

6 付録 宮古島へ闘いに参加希望の方へ 安く参加する方法

私が今回使った飛行機は成田発のLCCジェットスター便で往路約10,000円、復路も10,000円。価格は毎日変化します。また価格表には6990円などとありますが、実際はこれらに手数料とか税とかが足されて総額では一番安くても片道10,000円くらい。荷物も無料は合計7キロ迄で、それを超えると追加料金2000円~3000円。また出発時間が朝7時20分と早いため(LCCはこれが通常)、当日になって戸塚から成田への到着は無理。やむなく前日に成田泊り。空港内に安価なカプセルホテルがあって利用したので、約4000円。
宿舎:現地はたくさんの民宿があり、素泊まりで一泊3,000円程度、自炊できる所が多い。レンタカーは小型も軽もほぼ同じで、3日間借りて7000~9000円くらいと安価。

7 資料  

小西誠:70年安保闘争を前にして自衛隊の治安出動訓練が開始されるが、その訓練開始に反対して、佐渡分屯基地内に大量の反戦ビラを張り出し、さらに1969年10月には全隊員の前で治安出動訓練の反対を表明して同訓練を拒否し、逮捕される。
ウィキペディアより

ジュネーブ条約:戦争(武力紛争)に際し、戦闘行為に参加しない民間人や、戦闘行為ができなくなった人びと(捕虜、傷病者など)の保護を目的としてつくられた条約