FFFアクション 東電神奈川へ要請

西村光子

FFF (FridayForFuture) のアクションが<Global Day of Action>という名で9月25日に世界同時開催されることになり、緑の党グリーンズジャパンの気候危機キャンペーンチームから9電力会社前で「ストップ!石炭火力発電アクション」を行おうという呼びかけがありました。

神奈川県では、東京電力フュエル&パワー(株)と中部電力(株)が共同出資して設立した(株)JERAが、横須賀で石炭火力発電所の建設を進めています。緑の党神奈川は、この石炭火力発電所の建設の即時中止を求めて、東京電力神奈川総支社長に申し入れすることにしました。

当日は日本大通り駅から1分の東京電力パワーグリッド神奈川総支社前で、手造りのプラカードやパネルを並べ、総勢5人でスタンディングを始めました。

写真を撮っていると、高校生の集団が通りかかって、「僕たちも一緒に写してもらってもいい?」と声をかけてきました。「大歓迎」と一緒に撮った写真がこれです。

高校生たちと石炭火力発電の危険を話し、東京電力への「横須賀石炭火力発電所建設即時中止の要請書を学校で配って欲しい」というと、「いいよ」と20枚ほど持っていってくれました。

さらにスタンディングを続けていると隣のお店の人が出てきて、「うちの店のお客に迷惑がかかるから、表門でやってくれ。こっちは裏なんだよ」と表門の方へ引っ張っていかれました。表門といっても実態は車の出入り口。柵の向こうは駐車場で、奥に玄関が見えます。人通りも少なく、何となくうろうろしていると、店のおじさんは玄関まで行って警備員と何やら話し、男性2人を連れてきました。「総務の者」だというので、「横須賀火力発電所の建設を即時中止の要請書を総支社長に渡しにきた」と言うと、「横須賀石炭火力発電所の建設はうちとは違う会社がやっている。関係ないので受け取れない」との答弁。「東電も出資しているでしょう」と押し問答を繰り返し、「CO2が増えるのは困りますよね」と問うと、彼らも「困りますね」と答えて、要請書を総支社長に渡すということで、受け取りました。お店のおじさんは問答を見届けてから帰って行きました。

少人数のスタンディングでしたが、人との出会いがありました。気候変動への危機感は共通なのだと実感しました。

東京電力 神奈川総支社 御中

2020 年 9 月 25 日
緑の党グリーンズジャパン神奈川
連絡担当:西村

横須賀石炭火力発電所の建設の即時中止を求める要請

「50 年に1度」「観測史上最高」と言われる異常気象が毎年のように起こっています。その原因が地球温暖化にあり、一刻も早くCO2削減へ向けた効果ある対策が求められています。国連は「2030年にCO2を45%削減、2050年に実質ゼロ」が必要であり、石炭火力の新規建設禁止と、石炭火力の2030年までの廃止を求めています。日本では、石炭火力発電は日本の温室効果ガス排出量の約22%も占めています。国連が求める2030年45%削減のためには、石炭火力発電の2030年廃止が必要です。

東京電力フュエル&パワー(株)と中部電力(株)が共同出資して設立した(株)JERAは、横須賀火力発電所内の発電設備を撤去し、新たに設備容量65万kWの石炭火力発電設備2基の建設を進めています。世界の動きに逆行したこの建設の即時中止を、緑の党グリーンズジャパン神奈川は要請します。

 その理由1は、環境アセスメントで、長期計画停止していた既存設備の更新と位置づけ、通常のプロセスよりも簡易な形で実施されました。住民への説明も不十分なまま解体がはじまって、近隣住民からも工事過程で騒音やばいじんによる苦情の声があがっています。

 その理由2は、石炭火力は化石燃料の中でも一番多くのCO2を排出し、気候変動を加速させます。

 その理由3は、建設予定地は1950年代に埋立て等による造成地です。今後の大地震発生時の液状化、耐震性に不安があります。

 その理由4は、久里浜にはGNF(グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン)があります。大井からウランを運び込み、核燃料を製造し、核燃料を全国の原発に輸送している工場です。大地震や大津波が発生した場合、2つの工場が連動し大惨事を引き起こしかねません。三浦半島から全世界にCO2と放射能の複合汚染がばらまかれかねないのです。

東京湾に建設が予定されていた袖ヶ浦2基、市原1基、千葉1基の石炭火力発電所建設の計画は中止になりました。横須賀も中止して下さい。

9月25日には、気候危機の被害を最も受ける若い世代による世界気候アクション0925が行われます。これらの声を真摯に受け止め、横須賀石炭火力発電所の建設を即時中止することを求めます。