渋谷の轟音

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ヒラトモ (渋谷区在住)

東京オリンピックが始まれば羽田空港に訪問客が溢れるだろうと予測して国際線が増設されることになり、新飛行ルートが設けられました。背景にある広大な米軍専用空域〔横田基地の米軍が管理する空域〕はほとんど触れられず、新宿・渋谷・品川・港区など、都心の真上を飛ぶと騒がれた新ルートは3月29日にスタートしています。

『緊急事態宣言』が出されてから2週間。毎日のようにスクランブル交差点上空からの映像を映すためにヘリコプターがバラバラと飛んでいる中、もうひとつの気になる飛行機音!

春から頻繁に聞かれるのですが(南風の吹く日の午後3時から7時の間のことですが)、まさかこのご時世で飛ばしてないだろうと思っていたところ、昨日4月21日、夕方5時頃、違うルートで3、4機でしょうか、飛行してきました。

初めて聞いたときは「えっ、なにこの轟音⁈」とベランダに飛び出して、空を見上げたものです。渋谷のビル街の方向から恵比寿に向かって飛んできますが、(恵比寿あたりでは、高度600mとか…)あまりの近さ、航空会社が目視できる程の大きさで見えるのです。

以前は夕方に、青山通りの表参道近くを歩いていた時にも飛んできて、轟音に驚き若者、ご年配、どなたも何事かと空を見上げていました。

渋谷区、港区は公立、私立含め学校も多く、このビル街のなか、落下物も気になるところです。沖縄や、基地のある場所に住む方々の厳しい状況に思いを馳せました。

— 編集部より —

4/21(火曜日)の夕方5時ごろに見られた飛行機のうちひとつは、札幌発羽田行きのANA68便です。この便は17:00ちょうどに渋谷上空の高度700mぐらいを通過し、羽田に向けて降下しているところでした。